航空自衛隊の広報として、
華麗なアクロバット飛行を披露してくれるブルーインパルス。
2020年に、新型コロナウイルスに対応する医療従事者に感謝を伝えようと、
東京都心上空で飛行を行った際、私もオフィスからその姿を眺め、感動したことを覚えています。
多くのイベントで広報活動をしているブルーインパルスですが、
そのパイロットは、どのくらいの年収があるのか気になりませんか?
命を懸けて、高度な技術を披露してくれるパイロットなので、
人も羨むような報酬を受け取っているはず!
ということで、ちょっと気になるお金のことを調査してみました。
憧れの職業でもある、ブルーインパルスのパイロットは、
みんなが憧れるほどの報酬を受け取っているのか?
一緒に確認しましょう(*^-^*)
ブルーインパルスのパイロット年収は?
お金の話は、気になるけどなかなか聞けないことですよね…(^-^;
でも…憧れの職業だからこそ、その年収は知っておきたい!
とのことで、こちらをご確認ください。
航空自衛隊のパイロットと年収は同じ
ブルーインパルスのパイロットも、航空自衛隊のパイロットも、基本給は同じなんだとか。
ただ、航空祭は日曜日に行われることが多いため、
必然的に土曜日もテスト飛行などが必要となり、休日勤務手当が加算されます。
また、全国で航空祭が行われるため、出張手当も加算され、
その分、他のパイロットより実質は多くなるようです。
実際の年収はどれくらい?
それでは、航空自衛隊の基本給とはどれくらいなのでしょうか?
基本給は、学歴・年齢・階級等で変わってくるので、
個人差もありますが、基本的には【月給40万円~50万円】
自衛隊のお給料は、最初は学歴で決まります。
- 自衛官候補生…142,100円
- 一般曹候補生(高卒)…179,200円(大卒)198,100円
- 幹部候補生 …226,500円
そこから、階級が上がることで年収も上がり、大体の目安がこちら↓↓↓
【年収目安】
- 25歳(3曹)約500万円
- 35歳(2曹)約700万円
- 50歳(曹長)約900万円
このくらいになると、一般サラリーマンの年収よりは上回ってきます。
ただ『優秀な人しかなれない』『危険の伴うアクロバット飛行をする』パイロット…と考えると、
思ったより少ない気がしてしまうのは私だけでしょうか…?
福利厚生や退職金は充実
給与は、一般のサラリーマンより少し多いことが分かりましたが、
その他のお金についてはどうなっているのでしょうか。
自衛隊の福利厚生は充実していると言われており。
駐屯地での食事・光熱費・医療費等が無料で、生活費はほとんどかかりません。
また、退職金は2,000万円~3,000万円と言われていますので、
一般サラリーマンより待遇はいいようです(*^-^*)
ブルーインパルスのパイロットになれるのはどんな人?
ブルーインパルスのパイロットになれるのは、
航空自衛隊の戦闘機パイロット中でも、
ほんの一握りの優秀だと認められたパイロットだけです。
(※パイロットを目指すのであれば、視力は基準として裸眼0.1以上、矯正1.0以上の視力が必要です。)
そんなブルーインパルスのパイロットになれる条件はこちら↓↓↓
2機鋼隊長(エレメントリーダー)以上の資格を取得する
高度な操縦技量
協調性
社交性
航空自衛官として、階級の高い資格を取得すること、
高度な操縦技術が伴っていることは理解できますが、
協調性と社交性については、なぜ条件として必要なのでしょうか?
協調性は『ブルーインパルス飛行時、高度なチームワークが必要だから』です。
そして、社交性は『ブルーインパルスの主な業務が広報活動だから』なのだそう。
航空自衛隊の戦闘機パイロットになるのも、狭き門であると聞きますが、
さらにブルーインパルスのパイロットになる人は、
技術の素晴らしさはもちろん、人間性も素晴らしい人なのですね!
ブルーインパルスの魅力とは?
正直、それほど多くの報酬があるとは言えないブルーインパルスのパイロット。
任期はたったの3年なんだとか…。
それでもやはり憧れの存在であることは間違いないですよね!
命懸けでアクロバット飛行をするブルーインパルスの魅力について確認してみました。
展示飛行のかっこよさ
私たちが、ブルーインパルスを目にすることができるのは展示飛行ですよね!
なんといっても、目を引くたくさんの技が、ブルーインパルスの最大の魅力です。
何気なく見ているブルーインパルスの技には、実は多くの種類があるようですので、
航空自衛隊公式ホームページで紹介されていた、その一部をご紹介します。
【ダイヤモンド・テイクオフ】
4機でダイヤモンドの形を作り離陸します。また、同じダイヤモンド隊形でも編隊の間隔設定は数パターンあり、デルタループやラインアプレストなど、さまざまなバリエーションがあります。
引用元:航空自衛隊公式ホームページ
【フォー・シップ・インバート】
ダイヤモンド編隊で会場に進入し、4機全機が180度ロール(回転)して背面飛行で行う編隊飛行です。背面飛行では操縦桿の操作が逆になるため、高度な操縦テクニックを必要とします。
引用元:航空自衛隊公式ホームページ
【バーティカルキューピッド】
2機のブルーインパルスが正面で垂直上昇を行い、ハートマークのくぼみの部分からスモークを出し始め、左右に分かれてそれぞれハートの片側ずつ描きます。続いてもう1機が左下からハートマークの中央を抜けてスモークの矢を描きます。
引用元:航空自衛隊公式ホームページ
【ワイド・トゥー・デルタ・ループ】
5機のブルーインパルスがループを描きながら、広めの隊形を密集隊形へと徐々に変化させていきます。
引用元:航空自衛隊公式ホームページ
【タッククロス】
2機が背面飛行で進入し、ぶつかりそうなほど近距離で交差するスリル感たっぷりのアクロバット飛行です。
引用元:航空自衛隊公式ホームページ
パイロットがスゴイ!
ブルーインパルスのパイロットは『ドルフィン・ライダー』と呼ばれます。
自衛隊のパイロットは、年間200時間程度の飛行訓練が行われていて、
この飛行訓練で、他の機体との距離を感覚的につかめるようになるんだとか。
そして、アクロバット飛行するパイロットのすごいところは、
上からかかる+G(重力)だけでなく、逆方向の-G(重力)もかかる中、
華麗な操縦を続けているところです。
+Gでは『ブラックアウト』が発生し、脳への血流が減り、意識を失う危険性が、
-Gでは『レッドアウト』が発生し、脳への血流が多くなりすぎ、失明の危険性があるそうで、
そんな+Gと-Gを行き来しながらも、体で覚えた感覚で美しく揃った展示飛行をしているとは、
スゴイとしか言いようがありません!!!
パイロットを支えるクルーもスゴイ!
ブルーインパルスには、『ドルフィン・ライダー』だけではなく、
『ドルフィン・キーパー』と呼ばれる、機体のメンテナンスをする航空機整備員がいます。
各機体ごとに、3人1組の専属クルーが整備を担当していて、
『ドルフィン・ライダー』が命を預ける機体の整備を行っています。
『ドルフィン・ライダー』が多くの人へ感動を届ける技術を発揮できるのも、
『ドルフィン・キーパー』と言う、信頼できるスタッフかいるからなのです!
ブルーインパルスの年収は高い?実際の金額公開!まとめ
ブルーインパルスのパイロットは年収が高い?実際の年収を公開!についてまとめます。
- ブルーインパルスのパイロットの年収は、航空自衛隊のパイロットと基本給は同じ
- ブルーインパルスは土日のイベントに参加することが多いため、休日勤務手当が加算される
- ブルーインパルスは全国のイベントに参加するため、出張手当も加算される
- 手当の加算があるため、航空自衛隊のパイロットよりは実質多いかも
- 航空自衛隊の給与は、学歴・年齢・階級等で変わってるが、月給40万円~50万円ほど
- 自衛隊の給与は、最初は学歴により差があるが、数年で一般サラリーマンよりは多い年収となる
- 優秀な人しかなれない、危険を伴う職業と考えると、年収は少ないのでは…?
- 福利厚生は充実していて、退職金も2,000万円~3,000万円ほど
- ブルーインパルスのパイロットになれるのは、技術だけでなく人間性も高い人!
- ブルーインパルスの魅力は展示飛行だけでなく『ドルフィン・ライダー』と『ドルフィン・キーパー』の素晴らしさ!
ブルーインパルスのパイロットになる方は、
優秀な技術と、優秀な人間性の持ち主であることが分かりました。
ブルーインパルスのパイロットになる方にとって、
年収額は大した問題ではなさそうです。
何より、とても名誉のあることで、多くの人に感動を与えられる、
素晴らしい職業だからこそ、多くの人の憧れなのですね!
これからも、選ばれし『ドルフィン・ライダー』『ドルフィン・キーパー』が
国民のために素晴らしい展示飛行を披露してくれるでしょう(*^-^*)
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